データによると、昨年の全国の一定規模以上の文化及び関連産業企業6万社による売上は8兆9257億元に達し、比較可能な価格で計算すると前年比8.2%増となった。しかし文化及び関連産業の対GDP比は、先進国と比べると低い水準となっている。文化・観光部産業司の責任者は「産業発展環境をさらに整備し、文化及び関連産業への多元的な支援を的を絞って強化することが、文化産業の発展にとって重要な保障となる」と述べた。
今年の政府活動報告は、「放管服改革」(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)を掘り下げ、制度的な取引コストの引き下げを推進し、発展のソフト環境の構築に取り組むとした。市場参入ネガティブリストをさらに縮小し、「禁止されていなければ参入可」の普遍的な実施を促すとした。
陝西西安関中民俗芸術博物院の王勇超院長は、「文化分野でネガティブリスト制度を実施し、市場参入条件を緩和する。これは競争メカニズムを整備し文化の革新・創造の活力を引き出し、新時代の文化繁栄・興隆を促す重要な動力だ。中華優秀民間文芸の伝承と発展は、政策のリード、市場のけん引、社会の支持など各方面の協力、全社会の幅広い参与によって実現される」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月23日