中国の海南省博鰲で3月26日から29日にかけて、博鰲アジアフォーラム2019年年次総会が開催される。「18年間にわたり、海南省とフォーラムは共に成長・発展してきた。海南の知恵と力は、フォーラムの持続的な発展に貢献した上、フォーラムが単なる経済フォーラムから総合フォーラムへと変わるために大きな作用も発揮した」。海南省対外事務作業委員会弁公室主任の王勝氏はこう話す。
海南省は近年、博鰲アジアフォーラムのプラットフォームとブランドを活かし、海南をテーマとするイベント70件超を実施。「中国-ASEAN省市長対話」、「21世紀海上シルクロード島嶼経済サブフォーラム」、「南海協力サブフォーラム」、「華僑リーダーと華人シンクタンク円卓会議」などの「一帯一路」建設に参与する対外交流プラットフォーム体系を構築し、海南と沿線国・地域の間に交流協力の新たな橋をかけ、産業プロジェクトの実務協力を推進した。
海南省人民政府と中国人民対外友好協会が共同主催した「中国-ASEAN省市長対話」が、2015年から毎年3月に博鰲で開催されている。4年間で大きな成果を上げ、ASEAN各国の地方政府による積極的な参加を呼び込み、中国とASEAN各国の地方政府レベルでの対話交流に大きな作用を発揮した。博鰲アジアフォーラム年次総会期間中の重要イベントとなる「中国-ASEAN省市長対話」は、中国とASEANの地方政府交流メカニズムの空白を埋め、中国とASEANの地方政府と民間の交流協力の内包と外延を充実させた。