「協力・応用・サービス」をテーマとする第2回中国・アラブ北斗協力フォーラムが1、2両日、チュニジアの首都チュニスで行われた。中国衛星測位システム管理弁公室とアラブ情報通信技術機関は「第2回中国・アラブ北斗協力フォーラム共同声明」を採択した。双方がフォーラム常設事務局を設立し、フォーラムのメカニズムを共に強化し、実務的な措置により共通認識の実行を促すことを強調した。
アラブ情報通信技術機関の代表者は「中国・アラブ北斗協力は、一帯一路に新たな次元を備え、中国・アラブ協力に新たな中身を与えた。北斗協力が双方の協力の新たな革新手段になると信じている」と述べ、次のように続けた。
中国が自主開発し独自に運行する北斗衛星測位システムは、2018年末に世界へのサービス提供を開始した。北斗システムは米GPSなど世界の衛星測位システムとの互換性を持ち、高精度サービスを提供することもできる。精度はデシメートル、センチメートル、さらにはミリメートル級に達する。北斗システムはその他の衛星測位システムにはないショートメールサービスを提供できる。その他のシステムは一方的なサービスだが、北斗は双方向だ。自分の位置を知ることができ、さらに他人に自分の位置を知らせる。