ラオスは山の多い国であるため、中国ラオス鉄道のうち橋が62キロ、トンネルが198キロを占めている(全長の62.7%)。計画によると、中国ラオス鉄道は今年、落札済みの9割以上の橋・トンネルの工事を完了する。プロジェクトの土木建設の決戦・決勝の年と言える。
ラオスはインドシナ半島の北部に位置する、5カ国と国境を接する内陸国だ。山と高原が国土面積の8割を占めることから交通の便が極めて悪く、名実相伴う「陸の孤島」だ。ASEANで唯一の内陸国であるラオスは、陸路の交通問題を解消し、その他のASEAN諸国との連結を強化することを切に願っている。中国ラオス鉄道はこの苦境を打破する鍵だ。中国ラオス鉄道は将来的に、北は中国、南はタイ、マレーシアなどの国を結ぶ。ラオスはインドシナ半島における陸上交通ハブを構築するという夢を叶える。
一部の統計データによると、中国ラオス鉄道全線の建設で、現地の作業員が延べ3万2000人以上雇用された。現在在籍中のラオスの作業員は4300人以上。中国ラオス鉄道の建設はさらに、ラオス現地の建材供給、電力、農業、畜産業、サービス業、物流などの産業の発展を直接けん引した。この人々の心に寄り添うプロジェクトは、ラオス人の美しい生活への願いを担っており、ラオスの経済発展の道になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月4日