国資委の職能転換の継続実施について国務院国資委副主任の翁杰明氏は、企業管理から資本管理へ移行する趣旨として、出資者が出資資本に責任を負い、国有資本の配分や運営、収益を注視することで、企業を通して具体的な経営事務に対する自らの職責を果たすことを挙げた。出資者が、監督管理部門として国有資産の流失を防止しなければならないと指摘。今後は、国資委が国有資本授権経営体制の改革プランにもとづき、2019年国資委権限委任・委譲リストを発表し、企業の満足感を高めるほか、職務履行の権力と方式を合理化する方針を示している。
専門家は、国有資本投資・運営公司改革試験(「二種公司」)が、国有資本・国有企業改革に多くの面で関係するため、関連任務を進めることが国有資本授権経営体制を改革する重要な措置であると共に、国有企業改革を深化する重要な内容にもなるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月13日