第39回国際通貨金融委員会(IMFC)が12、13両日、米ワシントンで開催された。主に世界経済・金融情勢及びリスク、世界の政策アジェンダ、組織改革などが議論された。
出席者は、共同の行動により国際協力と国際枠組みを強化すると強調した。自由で公平で互恵の貨物・サービス貿易及び投資が、成長と就業の重要なエンジンとされた。これを実現するためには、貿易緊張を解消し、世界貿易機関(WTO)が運営を改善するため必要な改革を行うことを支持する必要がある。
中国人民銀行の陳雨露副総裁は発言の中で、「中国は堅調でクォータに基づく資源が十分なIMFを必要としており、その世界金融安全ネットワークにおける中心的な力を守る。クォータはIMFの賃借能力を支え、IMFの代表性、ガバナンス、合法性にも影響を及ぼす。IMFのクォータ改革は加盟国の世界経済における相対的な地位を客観的に反映すると同時に、新興国と発展途上国の発言権と代表性を強化するべきだ」と指摘した。
陳氏は貿易問題について、「IMFは公開・包括・ルールを基礎とする多国間貿易体制を支持し続けるべきだ。中国側は各国と協力を強化し、国際ルールを維持・改善し、より公平で安定的で透明な貿易政策を促進し、貿易・投資の自由化及び円滑化を支持し、保護貿易主義に反対する。また各国は多国間枠組み内での協力強化を引き続き主張し、政策のミスを回避し、柔軟性を高め共に世界的な課題に対応するべきだ」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月15日