「多くの政策が力を発揮した」。馬光遠副主任は、「金融政策の実体経済を支える力が強まり、3月のマネーサプライM2の伸びは前年同月比8.6%と、13カ月ぶり高水準となった。社会融資総量の増加額は2兆8600億元と、前年同期の伸びを1兆2800億元上回った。財政政策の面では、2兆元規模の減税措置が実行され、4月1日より増値税が引き下げられた。
政策効果が追い風となり、市場の見通しは顕著に改善、成長への信頼感も高まった。いくつかの先行指標から見ると、製造業購買担当者景気指数(PMI)は3カ月連続で景気判断の分かれ目となる50を下回っていたものの、3月は50.5と、景気拡張区間に回復した。5つのサブ指数は全て回復し、生産指数と新規受注指数はそれぞれ3.2ポイントと1ポイントずつ回復した。第1四半期の消費者信頼感指数は124.6と、18年第4四半期から3.2ポイント上昇した。
2019年の中国経済は予想を上回る平穏な滑り出しとなったが、同時に経済構造も改善が続き、第1四半期の全国工業生産能力利用率は2013年に次ぐ高水準となった。ハイテク製造業への投資額は前年同期比11.4%増と、伸び率は投資全体の伸びを5.1ポイント上回った。ハイテクサービス業への投資額は19.3%増と、同13ポイント上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月18日