5省の順位が上昇
「スター」とされる省が注目を集めているが、より注目すべきはそれほど目立たないが猛追する省だ。このような省は中国全体の地域経済協調に対して重要な意義を持っている。
青書によると、5省(直轄市・自治区)の省経済総合競争力の順位が上昇した。うち上げ幅が最大の山西省は順位を4つ上げた。陝西省は3つ、重慶市、黒竜江省、遼寧省は1つ上げた。うち山西省は産業経済、持続可能な発展、財政・金融、発展環境、発展水準、統一調整などの面で順位を上げた。
東部・西部の格差が縮小
地域経済のもう一つの大きな変化は東部・西部の格差の縮小だ。
青書によると、2017年の全国4大地区経済総合競争力のポイントは、東部地区が48.6点、中部地区が36.9点、西部地区が31.7点、東北地区が34.0点で、西部地区・東部地区の経済総合競争力の格差がやや縮小した。2016年と比べると0.8点の縮小となった。これは西部と東部の格差が縮小中であることを示している。
競争力の向上は外資導入で十分に示されている。2017年に西部地区で新設された外資系企業は前年比43.2%増で、全国平均を15.4ポイント上回った。西部地区の2018年の実行ベース外資導入額は前年比18.5%増で、全国を17.6ポイント上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月1日