中国政府投資に関する初の行政法規となる「政府投資条例」が5月5日に公表され、政府投資の規範化と社会投資の喚起に対し大きな意義を持ち、数兆元に上る固定資産投資市場に影響を及ぼす見通しだ。
同日開催された国務院常務会議では、制度イノベーションにより手続きの持続的な減少と規範化が指示され、政務サービスとビジネス環境が一層合理化された。
また、ビジネス環境という共通のキーワードが打ち出されると共に、改革の深化に伴って中国のビジネス環境が急速かつ安定的に向上し、ビジネス環境の法治化、国際化、円滑化が加速しているという強いサインが示された。ビジネス環境の持続的な向上は、企業の負担を一層減らし、経営に安心感をもたらし、市場主体の活力を効果的に喚起する。
今年第1四半期の中国の一日当たり新規登記市場主体は5万3千件で、前年同期に比べ26.3%増加した。うち新規登記企業は1万6500社に12.3%増えた。つまり、中国では一分当たり11社の新企業が誕生していることになる。
「第1四半期の工商新登記サービス企業は118万5千社で、前年同期に比べ13.0%増加し、工商新登記企業数の79.8%を占めた。全国の一定規模以上企業のうち、サービス業企業の従事者数は前年同期比5.0%増と、安定的な伸び率を保った。サービス業の市場主体の拡大が続き、産業構造の合理化も進んだことで、新たな成長エネルギーが増強され、サービス業の発展は幸先の良いスタートを切った」。国家統計局サービス業統計司司長の杜希双氏はこう説明している。