MSCIは北京時間14日未明、上半期の指数構成銘柄の調整結果を発表した。MSCIチャイナ・インデックスはA株26銘柄を追加する。うち18銘柄は創業ボードから。また指数内の中国大型A株組入比率を5%から10%に引き上げる。
MSCIチャイナ・A・インデックス(MSCI China A Index)の大型銘柄指数は中国A株の26銘柄を組み入れ、かつ特定銘柄の除外がないため計264銘柄となる。中型銘柄指数は29銘柄を組み入れ5銘柄を除外するため計173銘柄に。
MSCIは米国の有名な指数提供会社であり、世界最大の影響力を持つ。世界トップレベルのファンドの98%が取引先になっている。世界の6000以上のインデックスファンドがMSCI指数を追跡し、約1兆7000億ドルの資産がMSCIエマージング・マーケット・インデックス指数に収められている。
MSCIは今年3月1日、今年5月と8月と11月の3回に分け、組入比率を5%から20%に引き上げると発表していた。
中国人民大学重陽金融研究院産業部の卞永祖副主任は、MSCIの第1陣となるA株組入比率の引き上げにより、2000億元(300億ドル以上)がA株市場に流入し、積極的かつ前向きな影響を生むことは間違いないと判断した。投資家構造の改善を促し、国内A株投資家の自信を深めるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月14日