政治学を専門とする東洋学園大学の朱建栄教授は、「相手国に極限まで圧力をかける米国のやり方は、「一文惜しみの百知らず」(目先のわずかな損得にこだわって、結果的に大きな損をすること)だ」と指摘した。
「米国によって国際貿易経済ルールが一朝にして破壊されれば、米国は国際社会からの反感を招き、その覇権は弱まるだろう。米国は中国に対してばかりか、中東や欧州、中南米諸国に対しても強硬な姿勢を強めているが、こうした威圧的な外交政策は米国の国際的な信頼性を失墜させるばかりか、米国に幻想を抱いている人々に現実を知らしめることになろう」
キューバのマヌエル・イェッペ前駐ルーマニア大使は、「相手国に極限まで圧力をかける米国のやり方は、いずれ報いを受ける」と指摘した。
「世界が多極化するなか、米国が極限まで圧力をかけようと相手国を服従させることは困難だ。多くの国が米国に反対姿勢を示し、世界中でその覇権に挑戦する国が次々に現れてきている。米国の覇権主義の考えと異なり、今や世界には共同発展とウィンウィンを提唱する新たな考えが芽生えており、国際的に広く賛同を得てきている」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月20日