14億の人口を持つ大市場を封じ込めようというのは、「痴人の夢」にすぎない

14億の人口を持つ大市場を封じ込めようというのは、「痴人の夢」にすぎない。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2019-05-26 16:35:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 さらに、2008年から17年までの状況を見れば、中国の経済成長に対する内需の貢献率は各年の平均で100%を超えた。内需はまさに、中国の経済発展を決定する力となり、同時に中国経済の貿易に対する依存率は33%にまで低下した。このことは、中国では強靭な内需と供給側の構造改革の推進により、さらに強大な国内市場が形成され、産業と企業の競争力が全面的に向上したことを意味する。


 逆に米国は、国際市場への依存度が相当に大きい。例えば、米国は国内で生産する大豆の6割を中国に輸出していた。しかし追加関税のため、中国への大豆輸出は急減した。農業関係者は中国に代替する大豆の輸出先として日本やメキシコ、ナイジェリアなどを注視しているが、それらの国々の輸入量を合計しても、人口14億の中国には及ばない。ここに、米国の大豆農家の悲劇がある。豊富な利益を得られる中国市場への輸出分を取りもどそうとしても、ますます不可能になりつつある。米国が中国市場と同様の規模を持つ市場を得ようとしても、実際に見出すことは実に困難だからだ。また、国際通貨基金(IMF)の専門家が23日に発表したリポートによれば、米国による追加関税により発生するコストは、そのほとんどすべてを自国の輸入業者と消費者が負担することになる。


 グローバル化がこれほどまでに進行した今日、米国がいかに封じ込めの圧力をかけようと、改革開放を断固として推進する中国は、これからも世界に向けて大きな扉を広く開け、全世界の投資のホットスポット、世界の貿易の楽園でありつづける。そして、自ら塀を作った米国の政治関係者は星条旗を急速に、世界から隔絶した「孤島」の旗にしてしまうことになる。(CRI論説員)


 「中国国際放送局日本語版」2019年5月26日

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