2019年の祝日を振り返ると、観光が幸福な生活の必需品になったことがわかる。19年春節連休期間中の全国観光客数はのべ4億1500万人と、前年同期比で7.6%増加した。観光収入は8.2%増の5139億元。清明節連休の国内観光客数は10.9%増の1億1200万人、観光収入は13.7%増の478億9千万元だった。メーデー休暇は人々の旅行熱が再度盛り上がり、国内観光客数は13.7%増の1億9500万人、観光収入は16.1%増の1176億7千万元だった。
Ctrip広報部の担当者は、「所得増加と物質的ニーズがある程度満たされたことで、人々の精神文化的な消費需要が急速に拡大、個性化・多様化・質の高い消費体験が重視されるようになった。観光市場のニーズは細分化され、千差万別に多様化、食・住・旅行・ショッピング・娯楽などの面での要求が高まっている」と語る。
「観光はすでに少数の人だけの楽しみから、大衆の日常生活に入り込んだ。中国の観光経済は大衆観光の新時代・全域観光の新たな方向に・質の高い観光の新たなステップに入りつつある」。中国旅遊研究院の戴斌院長は、「ここ10年の国民レジャー調査によると、都市・農村部の人々の旅行の半径は拡大し続け、レジャー活動に占める旅行の割合が日増しに高まっている。統計開始以来、人々の旅行意欲は四半期単位で82~87%の高水準を維持し、変動しつつも上昇傾向にある。
「中国国際放送局日本語版」2019年5月29日