中国企業、経済貿易摩擦への対応で余裕を持つ=中国国際貿易促進委員会長

中国企業、経済貿易摩擦への対応で余裕を持つ=中国国際貿易促進委員会長。

タグ:中国企業 経済貿易摩擦 中国国際貿易促進委員会長

発信時間:2019-05-29 10:46:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米国側は先ほど約2000億ドル分の中国製品に25%の関税を導入し、さらに国家権力を用い訳もなく中国企業に圧力をかけている。米国側による中米貿易摩擦のエスカレートをどのように捉えるべきだろうか。これは中米両国及び世界経済にどのような影響を及ぼすだろうか。1年以上続く中米経済貿易摩擦は、中国の企業と市場に大きな衝撃をもたらすだろうか。中国国際貿易促進委員会の高燕会長はこのほど、記者からのインタビューに応じた。


 米国が多国間貿易ルールを蹂躙


 記者:米国側は最近、貿易摩擦を絶えずエスカレートさせている。中国製品への関税問題について高圧的な姿勢を示し、さらに国家権力を用い訳もなく中国企業に圧力をかけている。これについてはどのように見ているか。


 高燕氏:米国側の経済上のいじめ、極端な圧力をかけるやり方は、中米経済貿易協議の大きな妨げになっており、多国間貿易ルールを強く踏みにじり、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安全を強く脅かしている。市場競争の原則に背き、基本的なビジネスの道徳に背き、経済グローバル化の流れに背く。


 指摘しておかなければならないが、米国の関税引き上げの口実は中米貿易の不均衡になっている。研究によると、米国の現行の統計方法は一方的であり、サービス貿易及び越境投資の貿易への影響を見落としている。いわゆる中米貿易の不均衡とは、「偽りの命題」だ。「所有権に基づく貿易黒字」の計算方法を採用すると、次のようになる。子会社を基準とする統計では、2009-17年の貿易黒字は年々減少している。2017年は約450億ドルのみ。統計対象をさらに広げ、すべての相手国で投資を行う両国企業を収めるならば、米国は2009-17年に渡り中国から貿易黒字を手にしており、規模も約140億ドルから約1600億ドルへと拡大を続けている。


 各国間の経済貿易摩擦は現在に始まったものではなく、昔から存在しこれからも存在する。経済摩擦の問題は客観的に存在するが、重要なのはどのような手段により処理するかだ。事を誇張したり、経済問題を政治化させたり、高圧的な姿勢を示したりしてはならない。


 我々は米国が時代に逆行するのではなく、中国側と向き合い歩み寄ることを願う。米国側は唯我独尊ではなく虚心になり他者の意見に耳を傾け、態度を二転三転させるのではなく信頼を守り、間違った道を歩むのではなく正しい軌道に乗ることを願う。



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