中国外交部の陸慷報道官は30日、「マハティール氏のこの発言は大きな事実であり、公平な言葉だ。中国やマレーシアを含む多くの発展途上国には当然ながら、自国の発展能力と科学技術水準を高める権利がある。経済がグローバル化する今日、互恵協力を通じて共同の発展と進歩を実現することは事実上、各国の発展の空間を広げ共通の利益というパイを拡大するため、すべての国の利益に合致する」と述べた。
シンガポールの英字紙『ザ・ストレーツ・タイムズ』と華字紙『聯合早報』の30日の記事によると、同国のヘン・スウィーキート副首相兼財務相が同日「アジアの未来」で発言し、中国がすでに台頭し世界の重要な一員になった事実を受け入れるよう米国に求めた。「中国けん制はより悪い結果を招くばかりだ」「アジア諸国さらには全世界の多数の国は、(中米貿易摩擦の中で)どちらかに肩入れしようとしていない。我々は開放的な貿易、テクノロジーの交換を行うことを願っている。また世界のすべての国で投資し、その投資を受け入れようとしている。これはルールに基づく多国間体制の重要な礎だ」同氏は最近、中国と米国を訪問しており、シンガポールの次の指導者と目されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月3日