多元的な輸入ルートの開拓。国際大豆貿易の競争は非常に激しく、中国は南米やロシアなどの国からの輸入を拡大できる。
飼料消費ニーズの多様化。農業農村部は、低タンパク飼料穀物応用技術の開発とモデル普及への支援強化を取り決めた。推算すると、全国の家畜養殖業者に普及している低タンパク飼料穀物のうち、脱脂大豆が飼料に占める比率を21%から18%に減らせば、脱脂大豆使用量を約1100万トン、大豆に換算すれば約1400万トン削減できる。
国内の食用植物油の安定供給の保障。アブラナ、ラッカセイ、アブラツバキなどの代替油料の生産の発展に力を入れ、特徴的な健康品種の食用油の消費を奨励し、より多元的な食用油消費構造を形成する。
韓俊氏は、昨年から中国の大豆需要は減少していると話す。2018年の輸入量は8803万トンで前年同期より751万トン(7.9%)減少。今年1~4月も大豆輸入量は引き続き減少し、前年同期比7.9%減の2438万9000トンだった。需要が低下する中、中国は国内の大豆の需給バランスを維持し、市場の安定を維持できる。
また韓俊氏は、「資源の天性により、中国の大豆が主に国外市場に頼る状況は変わらない。中国は開放を拡大し、すべての国とビジネスをする意思がある」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月3日