中国が5G商用元年に、専門家が産業の発展を解説

中国が5G商用元年に、専門家が産業の発展を解説。

タグ:5G商用元年 産業の発展

発信時間:2019-06-05 15:18:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 工業・情報化部が3日に発表した情報によると、同部は近日中に5G商用許可証を発行する。中国は正式に5G商用元年を迎える。


 中国の5Gはどの面で競争力を持つのだろうか、5G商用建設は海外企業に開放されるのだろうか。中国情報通信研究院政策・経済研究所高級エンジニアの龔達寧氏は新華社の取材に応じ、人々が関心を寄せる話題について解説した。


 中国の5G技術や基準、初歩的に競争力をつける


 世界の5Gは現在、商用化の重要な時期を迎えている。自主革新と開放・協力を結びつけることで、中国の5G産業はすでに競争力をつけている。


 龔氏は「技術・基準面について、中国が提唱する5Gの概念、応用シーン、技術指標はすでに国際電気通信連合(ITU)の5Gの定義に盛り込まれている。中国企業が打ち出した柔軟なシステム設計、ポーラーコード、大規模アンテナ、新型ネットワーク構造などの重要技術は、国際基準の重点的な内容になっている。


 今年5月現在、世界の28社が5G基準に必要な特許を発表した。中国企業が発表した特許数は全体の3割以上に達し、最多となっている。


 産業発展について、中国は5G技術の研究開発及び試験を率先して開始し、5G設備の研究開発と産業化を加速している。中国の5G中周波数帯システム設備、端末用チップ、スマートフォンは世界の産業の先頭集団に入っている。


 工業・情報化部が先ほど発表した情報によると、産業界各方面の共同の努力により、5G技術及び製品は現在日増しに成熟している。産業チェーンの主要サイクルはほぼ商用レベルに達し、商用化の条件を整えている。


 中国の5G研究、世界の知恵を吸収


 中国企業は長年に渡り、世界の通信基準の作成、ネットワーク建設、産業促進に積極的に参与し、世界のモバイル通信産業の発展に貢献している。中国は5G研究及び推進の中でも世界の知恵を吸収した。


 龔氏によると、中国は開放・包括・協力・ウィンウィンの理念を貫き、世界の産業界と共に5G発展を推進している。中国は2013年にIMT-2020(5G)推進チームを結成した。エリクソン、ノキア、クアルコム、インテル、R&Sなどの有名海外企業がそのメンバーになっている。推進チームという場において、国内外企業が技術研究、技術試験、製品試験・検証を共同展開し、技術マニュアルと試験マニュアルを共同策定し、積極的に試験に参与している。


 技術試験の段階において、ノキア、エリクソン、クアルコム、インテルなどの多くの海外企業が深く参与している。


 グローバルシステム設備、チップ、端末、試験機器などの企業による相互協力と共同促進は、中国の5G産業チェーンの成熟と加速に対して重要な力を発揮した。


 海外企業が中国の5Gネットワーク建設及び応用・普及に積極的に参与することを歓迎


 龔氏は、世界のモバイル通信産業の発展はすでに融合の構造を形成しており、各国企業が力を合わせ協力し、互恵とウィンウィンを実現しようとしていると述べた。


 「我々はこれまで通り海外企業が中国の5Gネットワーク建設及び応用・普及に積極的に参与し、5Gの発展と革新を共に目指し、中国の5G発展の成果を共に共有することを歓迎する」


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月5日

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