米国の米中研究センターの有名学者であるスラブ・グプタ氏は3日、新華社からの書面インタビューに応じ、次のように表明した。
中国は先ほど「中米経済貿易協議における中国側の立場」白書を発表し、中米経済貿易協議が手にした進展と直面している食い違いを反映し、積極的な情報を伝えた。
二国間の経済貿易摩擦のエスカレートが続いているが、白書は積極的な情報を伝えた。当事者は建設的かつ前向きな態度により、誠意と譲り合いを踏まえた上で協議を推進するべきだ。
協議はすでに一部の難しい問題を解消している。双方の重要な食い違いの一つは、協定の実行と履行の約束の問題だ。この問題は中米経済貿易協議のみに限られず、昨年の米国・メキシコ・カナダ協定における労働者及び環境に関する条項の執行も、類似する問題に直面している。
問題の根源は「米国ファースト」にある。トランプ政権は米国の約束と義務が第3者仲裁メカニズムの拘束を受けることを望まないが、他国の約束の履行に関しては米国の管理の服従を求めている。
米政府が協議双方の約束と義務が中立的な第3者の管理を受けることに同意すれば、協定の執行と約束の履行に関する問題は容易に解消される。
中国は商業的義務を履行し、そのために責任を負うことを恐れない。世界貿易機関の紛争解決制度における中国の過去の記録を見れば、これを証明できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月5日