グローバル株式指数は今年、A株組み入れ拡大を発表している。業界関係者は、3大グローバル株式指数(MSCI、FTSEラッセル、DJI)がA株組み入れを宣言しており、今年通年でA株に新たに5000億元の資金が集まると予想した。長期的に見ると、MSCIとFTSEラッセルのA株組み入れ拡大に伴い、1兆元以上の国際資金がA株に流入する可能性もある。
具体的に見ると、世界最大のグローバル株式指数であるMSCIは、今年5・8・11月の「3段階」に分け、採用銘柄を全体の5%から20%に引き上げると発表した。世界2位の株式指数産出会社のFTSEラッセルも、今年6月にA株を正式に組み入れると発表した。DJIも昨年末、今年9月に正式に一部A株を組み入れると発表した。
中国人民大学重陽金融研究院産業部の卞永祖副主任は証券日報の記者に対して、グローバル株式指数がA株を組み入れることには次の理由があると述べた。
(一)世界における中国経済の地位が高まり、中国資本市場の世界における影響力も拡大している。中国資本市場も同時に開放を拡大している。そのためグローバル指数への組み入れは、中国の資本市場の発展の必然的な流れだ。