(二)これらのグローバル株式指数からすれば、A株がなければ世界2位の資本市場を導入していないことになるため、A株組み入れは切実な需要に基づくものだ。
(三)海外投資家からすれば、現在の世界経済は先行きが不透明だ。特に西側先進国の資本市場は長年に渡る量的緩和を終え、一定のバブルを蓄積している。そのため彼らは新たな投資先を必要としている。中国資本市場は大規模で、バリュエーションも低いうえ、経済発展の将来性も高い。そのため中国市場は彼らにとって理想的な避難先になろうとしている。
それではA株が今年3大グローバル株式指数に組み入れられることで、どれほどの資金が流入するのだろうか。国盛証券の張峻暁アナリストは5日、証券日報の記者に対して、今年通年で5000億元の規模に上ると予想した。長期的に見ると、MSCIとFTSEラッセルのA株組み入れ拡大に伴い、1兆元以上の国際資金がA株に流入する可能性があるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月6日