過去最高額で落札されたバフェット氏とのランチ その価値はいずこに?

過去最高額で落札されたバフェット氏とのランチ その価値はいずこに?。

タグ:株式投資

発信時間:2019-06-06 17:32:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

バフェット氏は2018年のバーシャー・ハサウェイ社の株主総会で、ビットコインは「殺鼠剤の2乗のようなもの」と述べ、「デジタル通貨に未来はない」と予言し、「生産力のない投機資産であり、どれだけの人が認めるかどうかで価値が決まるようなもの」と断じた。今年2月に米放送局CNBCの取材に答えた際には、「ブロックチェーンは重要だが、ビットコインには独創的な価値はなく、本質的に一種の錯覚だ」と述べた。

ビットコインとブロックチェーンの違いは確かに大きい。単純化していえば、ブロックチェーンはビットコインを支える技術だが、応用範囲はより広く、ビットコインのようなデジタル通貨を開発するだけでなく、送金や品質コントロールや顧客情報のストックなどに利用できる。

ブロックチェーンの特徴はデータ構造の改ざん耐性と偽造防止を保証できる点にあり、脱中心化、開放的、匿名性といった特徴もあり、最も典型的な技術応用がビットコインになる。

孫氏はツイッターで、「バフェット氏とランチを食べるのを楽しみにしている、理解しあい、知識を交換し合う絶好のチャンスになる。トロンと昨年1億2千万ドルで買収したファイル共有ソフト『ビットトレント』が新時代を迎えるだけでなく、ブロックチェーンの歴史全体にとって重要な一歩にもなる」と発信した。

今回のチャリティランチはどのように火花が散る展開になるのか、期待は高まるばかりだ。

▽天井価格のランチは割に合うのか?

孫氏はバフェット氏とランチを食べる4人目の中国人だ。

08年には中国の「ファンドの父」と呼ばれる趙丹陽氏が211万100ドルで落札し、バフェット氏に香港市場に上場する物美商業を薦めると、同社の株価は上昇を続け、趙氏は1億香港ドル(1香港ドルは約13.8円)の利益を得た。これ以降、バフェット氏は個別銘柄についてランチで話題にすることを避けるようになったが、世界各地の人々の間でオークションへの情熱が冷めることはなかった。初めて落札した中国人の段永平氏はランチ後に投資家になり、創業した歩歩高は分裂してOPPOとvivoの2大携帯電話ブランドに発展した。朱曄氏の場合はランチの後、会長を務める天神娯楽の株価が90%近く上昇した。

もう1つ別のエピソードもある。かつて前出の段氏とともにバフェット氏とランチを食べた黄錚氏は、今では拼多多の創業者だ。

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