過去最高額で落札されたバフェット氏とのランチ その価値はいずこに?

過去最高額で落札されたバフェット氏とのランチ その価値はいずこに?。

タグ:株式投資

発信時間:2019-06-06 17:32:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

つまりこういうことだ。段氏がお金を出してバフェット氏を食事に誘い、黄氏はただで食事が出来ただけでなく、ただで「投資の神様」のアドバイスももらえた。黄氏は後日のインタビューで、「今回のランチは、単純であることとチャレンジの重要性を教えてくれた」と述べ、しばらくしてグーグルの仕事をやめ、数年後に拼多多を創業した。

▽バフェット氏とのランチが天井価格になるのはなぜか?

バフェット氏とのランチはただ一緒にステーキを食べるといった単純なことではない。これまでも相当な落札額だったが、今年はさらに400万ドルを突破し、12年と16年の345億6780万ドルを上回り、過去最高を更新した。

天井価格になる根本的な原因は、バフェット氏自身が値段のつけられない宝の山だからだ。バフェット氏の時間という機会コストがランチの価値を決定する。

伝説に彩られた「投資の神様」は過去23年間損失を出したことがなく、100ドルでスタートした投資は千億ドル規模の投資帝国へと大きく発展した。またバフェット氏は現在唯一の、株式投資と企業の合併買収(M&A)だけで世界一の富豪になった投資の天才だ。

バフェット氏は自身の時間コストを利用して巨額の富を直接生み出しただけでなく、時間がもたらす価値や付加価値を落札者に伝えてきた。落札者にとってみれば、年に1度のチャリティランチは、バフェット氏が89歳と高齢であることを考えると、非常に貴重な機会であり、他では替えられない機会だ。そこで天井価格になったとみられる。

落札者はランチの中で唯一無二の投資のレッスンを受ける機会を得られるだけでなく、落札者と同行者の世界的影響力やランチへの注目度が極めて大きな広告の役割を果たすことにもなる。

ランチでタブーの話題は多くないが、「個別銘柄」は例外だ。さきに落札者がランチの機会を利用してバフェット氏に個別銘柄を薦め、株価の大きな変動をもたらしたことから、バフェット氏はただちに「個別銘柄について話すことを禁止する」規定を設けた。

それだけでなく、バフェット氏はランチの中で、さまざまな名言や金言をしばしば落札者に贈ってきた。バフェット氏に成功の道理を訪ねた人に対しては、「若者よ、あなたに何をすべきか伝える必要はない。あなたは非常に優秀で、自分が何をすべきか知っているからだ。だが私は何をすべきでないかを伝えることはできる。まず自分がよくわからないことはしないことだ。次に永遠に株の空売り・空買いはしないことだ。3つ目に永遠にレバレッジ投資をしないことだ」と語った。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年6月6日


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