横暴なビザ申請に関する新規定、米国の価値観に矛盾

横暴なビザ申請に関する新規定、米国の価値観に矛盾。

タグ:米国価値観

発信時間:2019-06-10 15:17:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 世界中の国が自国の利益確保のために入国管理に特別な障壁を設けたとしたら、世界は混乱に陥りかねないが、果たしてそれは国際社会が望む姿なのであろうか?中国人が渡米してテロ活動に加わったなどという話は聞いたこともない。それなのに米国が中国人のビザ申請者にSNSアカウントの提供を求めるのは、従来の意味での国家安全保障とどう関係するのか理解できない。

 

 米国の安全保障に対する捉え方があまりに突飛で、中国人の米国ビザ申請者の権利が侵害されるのではないかと懸念される。米国はこれまでグローバルな自由貿易体制を通じて、世界中から優秀な人材を受け入れることで世界をリードしてきたが、今やこうした米国の価値観を支える基盤を米国自身が崩そうとしている。

 

 米国政府は、世界中の国が米国を食い物にしていると不満をあらわにしたり、移民流入を阻止したりするなど、国際的なモラルに反することを公然と行い、しかもそれを有権者に対する責任ある行動だと宣伝しているのだ。米国にとっても世界にとっても実に嘆かわしいことだと言わざるを得ない。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月10日


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