具体的に見ると、中国と最大の貿易パートナーであるEUの貿易額は1−5月に11.7%増の1兆9000億元に達し、中国の貿易額の15.7%を占めた。2番目の貿易パートナーのASEANとの貿易額は9.4%増の1兆6300億元で、中国の貿易額の13.5%を占めた。一帯一路沿線諸国との貿易額は9%増の3兆4900億元で、伸び率が世界全体を4.9ポイント上回った。中国の貿易額に占める割合は28.8%で、1.3ポイント増加した。
荘氏は「中国とASEANの貿易は近年、力強い成長を維持している。これは双方が中国―ASEAN自由貿易区のアップグレードの成果を実行に移していることと強く関連している」と分析した。
「一帯一路沿線諸国との貿易の急成長は、中国が取り組み続ける貿易円滑化の措置が各国に利益をもたらしていることを示している。これは脱グローバル化がエスカレートする現在、極めて得難いことだ」