スペイン紙「エル・ムンド」の以前の報道によれば、ボーダフォンがスペインで5Gネットワークを展開した際に、スウェーデンの電気通信設備メーカーのエリクソンは「わずかな寄与」をしたにとどまり、ファーウェイが設備の主要サプライヤーだったという。端末製品をみると、スペイン市場で一番最初に発売される5G携帯3機種は、韓国サムスンとLGの製品、そして中国の小米の製品だ。
報道は、「ボーダフォンは元々ファーウェイの5G端末『Mate X』を同時に発売する計画だったが、グーグルが最近、米国政府の禁止令を受けてファーウェイ製品にアンドロイドシステムの最新版を提供しなくなったことから、この折りたたみスマートフォンはキャリアの認証をまだ得ていない」と伝えた。
ファーウェイのスペイン法人の金咏CEOは先月29日、「米国政府がファーウェイ禁止令を出したが、ファーウェイのスペインにおける圧倒的多数の協力パートナーたちはこの困難な時期にファーウェイと『一緒に戦う道』を選び、ファーウェイのスペイン5Gネットワーク建設参加には少しの影響もない。このたび起きたすべてのことがファーウェイの5G分野での競争力と影響力を弱めることはあり得ない」と述べた。
現在、世界の5G事業受注状況をみると、ファーウェイ、中興通訊(ZTE)、エリクソン、ノキアが熾烈な戦いを繰り広げている。現在、ノキアの受注件数が42件、中興が40件、エリクソンが19件だ。一方で、ファーウェイは今月6日、これまでに世界30ヶ国との間で5G商用化契約46件を獲得し、5G基地局の出荷量は10万基を超えて世界一になったと発表した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年6月17日