天猫(Tmall)で小型家電が飛ぶように売れ、売上が1分で1億元を突破し、4分で売上が昨年の1時間を上回った。京東生鮮が30分で約2500トンの生鮮食品を販売し、3分でザリガニを86万匹販売した。蘇寧易購の開始1時間の受注量が前年同期比215%増となった。網易考拉は101分で昨年初日の数値を上回った。
「6.18」が活況を呈しており、各サイトが消費データの記録を更新している。これは「ダブル11」に並ぶネット通販の販促キャンペーンで、中国の消費の新トレンドを観察する重要な時期であり、中国経済の力強い活力を反映する。
「町の若者」、消費の新たな主力に
今年の「6.18」期間中、各大手ECサイトが中小都市で多くのファンを手にした。衣食住からレジャー・娯楽に到るまで、3・4級都市の「町の若者」が消費の新たな主力軍になっている。
ECサイトは近年、ソーシャルコミュニケーションに基づく新事業を試みている。微信などのSNSの力を利用し消費者と接触し、市場を3・4級都市及び農村部に広げている。
天猫のデータによると、6月16日の3−5級都市ユーザーの書籍購入件数が前年同期比で350%以上も増加した。電動歯ブラシ、体脂肪計、車載小型冷蔵庫などが「町の若者」から好評を博した。
京東家電専売店のデータによると、6月1日以降に村・鎮住民が購入した薄型テレビのうち、55インチ以上の大型が51%を占めた。フルスクリーンテレビの売上は前年より倍増した。
拼多多のデータによると、3C製品及び多くの実体を持つ製品が3級以下の都市で好評を博し、その注文量の伸び率が1・2級都市を上回った。1・2級都市では農産物の注文が多かった。
アナリストは「ECサイトが3・4級都市及び農村部への浸透を加速することで、業者は成長中の市場をつかんでいる。町の若者には高い購買力があり、現在の国内市場の旺盛な消費の需要、力強い成長の動力を示している」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月22日