国家発展改革委員会(発改委)などの7部門は13日、環境にやさしい高効率な冷房に関する行動計画、『緑色高効冷却行動方案』を通達した。同方案では次の方針が示された。
◇2017年を基準として、2022年までに中国の家庭用空調など冷房器具の市場におけるエネルギー効率水準を30%以上引き上げる。
◇環境にやさしい高効率な冷房器具の市場シェアを20%に引き上げ、年間1000億キロワット時の節電を目指す。
◇2030年までに、大型公共建築物の冷却エネルギー効率を30%引き上げるほか、全体の冷却エネルギー効率水準を25%以上引き上げ、環境にやさしい高効率な冷房器具の市場シェアを40%以上引き上げる。
中国は世界最大の冷房器具の生産国であると同時に消費国であり、輸出国でもある。中国の冷房使用にかかる消費電力量は社会全体の15%以上に、大・中都市の空調使用にかかる電力負荷は夏場のピーク時の60%に上る。主要冷房器具のエネルギー消費は30~50%の削減余地がある。