中国が製造業海外投資の魅力ある国トップに復帰
巨大な投資市場は日系企業の投資拡大に繋がっただけでなく、中国は製造業のビジネス環境の総合的実力でも日系企業から人気を集めている。日本の国際協力銀行が日本の製造業企業向けに実施したアンケートによると、海外直接投資を行う目的国・地域の選択において、中国は2017年に5年ぶりにトップに復帰し、今年も引き続きトップを維持する見通し。
報告は、中国経済のモデル転換・グレードアップに伴い、設備投資が活発化し、海外企業の技術と商品のニーズも増加し続けていると分析。半導体および工作機械の売り上げは好調である。また、中国人の所得レベルの向上に伴い、ECの日用消費財および乗用車などの耐久消費財の売り上げも伸びている。
『白書』は中国で投資する日系企業が直面する問題と困難もまとめた。アンケート調査によると、企業の75%が「従業員の給料増加」を最大の試練と考えている。「エコ規制が厳しくなった」は45.8%で前年比で最大の伸びとなった。そのほか、40%が「人材探しが困難」と回答した。
中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月24日