中米貿易摩擦 一国主義に未来はない

中米貿易摩擦 一国主義に未来はない。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2019-06-24 16:33:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ここ1年ほど、米国は国際規則を顧みず、至るところで貿易摩擦を仕掛け、国際社会から反対されてきた。ワシントンの一部の人間による極端な圧力に驚いたのは1つの国だけではなく、規則に基づく多国間貿易体制が米国の一国主義と貿易保護主義政策の最大の被害者となった。


 G20大阪サミットを控え、このような受け止め方が一段とひろがっている。米外交問題評議会(CFR)は公式サイトで、「米国の一部の人間の貿易に対する態度はG20大阪サミットに圧力をもたらした。G20は伝統的に低関税とWTOを支持してきたが、米国の政策はそれに抵触する」と強調した。そして、「2018年より、米国政府はアルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、インド、日本、メキシコ、韓国、トルコ、EUなどのG20加盟国に対して威嚇するように関税措置を打ち出してきた」と指摘した。


 貿易分野の至る所で関税のムチを振るう背景には、米国の外交政策での一国主義の高まりがある。これまでと比較して、国際制度体系でグローバルガバナンスの変革を阻害しているのは多くの場合、米国の一部の人々が態度を一段と後退させていることだ。「グループからの脱退」に慣れてしまえば思うままに規則を破壊し、惜しげもなくグローバルガバナンス体系を打ち砕くことができる。ワシントンの一部の人間は外交問題に取り組む際に、「米軍は過去最強の状態だ」と声高に叫ぶが、それは全ての人が米国に譲歩すべきだと言いたいのだ。米国の元財務長官ジェイコブ・ルー氏とコロンビア大学のリチャード・ネフュー氏は雑誌「フォーリン・アフェアーズ」で、「どの政策も利害を天秤にかける必要があるが、今の米国の官僚はこの信念を受け入れてしまったようだ。すなわち米国は強大で、政治経済に引力の法則は適用されないと考えている」と指摘した。

1  2  >  


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで