フォーブス誌(日本語版)は24日、「中国人エリートから学ぶ、リーダーに必要な3つの要素」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
この30年間で中国民間企業が急成長している。今年5月末時点で、世界時価総額ランキングのトップ10にはテンセントとアリババの2社がランクインしている。2018年のフォーチュン500の世界売上ランキングでは、日本企業がトップ9社なのに対し、中国企業は21社となっている。
中国ビジネスに詳しい早稲田大学教授の池上重輔氏は、日本企業は中国の経営者から学ぶべき次の3つのポイントを挙げた。
社内の学習の雰囲気をつくる。どのような企業も学習を欲しているが、中国の経営者は常に「外部環境が急激に変化しており、新しいことを学び続けなければならない」と話す。多くの中国人経営者が自ら学習を管理し、総括と見直しに長けている。経営者が自分の3分の1の時間を学習に用いれば、外に対して「学習型リーダー」というイメージを与え、従業員に積極的な影響を及ぼす。