次に、家父長的なリーダーシップだ。中国民間企業では、多くのリーダーが圧倒的な権力を握っている。それと同時に中国の多くの経営者は謙虚で、全体の利益のため個人の利益を犠牲にする。その一方で日本の経営者からそのような品格を目にすることは稀であり、多くが傲慢で傍若無人だ。日本企業内では近年セクハラやパワハラのスキャンダルが発生しているが、これは日本の経営者に謙虚な態度がないからだろう。
最後に、企業の成長を求める。欧米企業が求める成長とは企業の価値の成長であり、そのために努力を続ける。その一方で中国企業は事業の拡大を求める。これは欧米企業と中国企業の異なる点だ。
中国企業にとって、利益は企業の成長の副産物であり、多くの利用者に製品とサービスを提供することが最も重要だ。それとは対照的に、日本企業には企業の成長を求める意欲が欠けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月25日