国務院発展研究センターの研究員、張立群氏は、製造業PMIを構成項目別にみると、新規受注指数と新規輸出指数が引き続き低下したほか、仕入れ価格指数と出荷価格指数も大幅に低下し、需要の落ち込みが鮮明になったと述べた。
仕入高指数、輸入指数、生産経営活動期待指数も引き続き低下し、企業センチメントの悪化がうかがえたとして、全体的に需要の落ち込みにより、経済の減速が鮮明になっていると指摘。このため、マクロ政策面でカウンターシクリカル調節を強化し、様々な政策措置を講じて内需拡大に力を入れ、経済への下押し圧力を早急に緩和すする必要があるとの見方を示した。
中国物流情報センターのアナリスト、武威氏は、 下半期の見通しについて、投資の安定、消費の安定、減税・費用軽減といった一連の政策効果が徐々に出始めれば、非製造業は引き続き「穏中有昇」(安定を保ちながら上昇・拡大)基調で推移するだろうと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月1日