ファーウェイ(華為)とモナコ最大の通信事業者・モナコテレコムがモナコで9日、第5世代移動通信技術(5G)の商用化セレモニーを開催した。モナコは10日より、世界初の5Gフルカバー国になった。中国企業の技術サポートを受け、モナコのスマート都市サービスが展開を加速している。デジタル経済、「5Gスマート国」などの計画が徐々に実現に向かっている。モナコテレコムのエティエンヌ・フランツィ社長は、「ファーウェイの技術サポートにより、モナコは5Gフルカバーを実現した国になった。これは国のデジタル化建設に対して重要な力を発揮する」と述べた。
モナコテレコムの公式サイトにアクセスすると、5G技術をサポートするファーウェイ製スマホが表示される。トップページの5G技術のPR動画が特に人目を引く。モナコの各分野の関係者と専門家が、5G技術都市の生産・生活にもたらす変化(工業、文化、医療、物流、交通など)を紹介する。新技術がもたらす新たな応用は、モナコのデジタル経済及び情報消費の発展に新たな動力を注ぐ。
具体的な5G信号使用例を示すことで、人々は5Gが日常生活にもたらす変化をよりはっきり理解できる。例えばモナコの消防隊員は4K高画質動画をリアルタイムで伝送するドローンを手にする。これは救助作業の利便性を飛躍的に高める。ワイヤレスネットワークを搭載したバス停も人々の生活とデジタルを一体化させ、生活の質を高める。また5Gは2020年に開催されるF1モナコGPなどで実際に応用される。
モナコのデジタル化モデルチェンジ担当者のフレデリック氏は、「モナコ国民はこれに期待している。ファーウェイとの協力はモナコのデジタル化ライフへの転換だ。5Gはより高速な伝送、より高品質のデジタルサービスを意味する。人々の生活の質をさらに改善し、より多くの発展チャンスをもたらす」と述べた。