「一帯一路」構想の発表によってコンテナ輸送を行う中欧班列は、沿線地区の経済発展と経済・貿易交流をもたらし、ユーラシア大陸の国際輸送と経済協力を大きく促進した。中国、ベラルーシ、ドイツ、カザフスタン、モンゴル、ポーランド、ロシアの7カ国の政府鉄道当局は2017年4月、「中欧班列協力深化に関する協定」を締結。中欧班列の輸送連合作業グループはこれまでに会議を複数回開催し、中央班列国際鉄道協力メカニズム運営の常態化を実現した。
中国社会科学院(社科院)世界経済・政治研究所副研究員の徐秀軍氏は、『経済参考報』記者の取材に対し、中欧班列がハイクオリティな発展の新たな段階へ入ったことで、貨物輸送が量の追求から量と質を共に重視する方向へと進んだと説明。中欧班列が「一帯一路」沿線地区の繁栄につながる作用を発揮し、中欧班列のハイクオリティな発展を実現するには、沿線国・地域のハイクオリティな物質資源の提供を支え、現地経済・社会のハイクオリティな発展を促進することと、貨物輸送の先進的概念・理念と管理経験を沿線国・地域に伝え、現地経済・社会のハイクオリティな発展を導く必要があるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月15日