モバイル決済を手がけるフィンランドのePassi社役員のリストン・ベルカラ氏は先ごろ、『新華社』記者の取材に対し、中国のモバイル決済サービス業者の経験に学び、欧州のモバイル決済システムを統合・発展させたいとの考えを明らかにした。
ePassiは、北欧のモバイル決済分野における先駆者で、同業他社と長期にわたり提携を続けている。ePassiは2016年、阿里巴巴の傘下にある螞蟻金融服務集団と提携して「支付宝(アリペイ)」をフィンランドに導入し、北極圏での中国人観光客による電子マネー消費を可能とした。
ベルカラ氏は、欧州には中国のモバイル決済ソフトの消費体験に肩を並べるモバイル決済ソフトが無いと説明。ePassiが、中国企業のサポートによって成長し、中国のモバイル決済の先進的な経験をくみ取っていると話した。