経済 > 今年のGIIが発表、中国は14位に浮上
今年のGIIが発表、中国は14位に浮上。世界知的所有権機関（WIPO）は24日にインドのニューデリーで、2019年版のグローバル・イノベーション・ インデックス（GII）を発表した。中国の順位は昨年の17位から14位に浮上し、4年連続で上昇した…
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世界知的所有権機関（WIPO）は24日にインドのニューデリーで、2019年版のグローバル・イノベーション・ インデックス（GII）を発表した。中国の順位は昨年の17位から14位に浮上し、4年連続で上昇した。
情報によると、今年のGIIは80項目の指標に基づき129の経済体の順位を決めた。これらの指標には研究開発費、特許・商標国際登録出願件数など従来の指標、それからモバイルアプリの開発やハイテク輸出などの新しい指標も含まれる。データによると、世界で最も革新的な国はスイスで、これにスウェーデン、米国、オランダ、英国が続いた。地域のリーダーにはインド、南アフリカ、チリ、イスラエル、シンガポールが名を連ねた。中国、ベトナム、ルワンダはその収入グループで首位になった。
主に大学の質、特許発明のグローバル化、科学出版物の品質などを基準とするイノベーションの質で、米国が初めて日本を抜き首位になった。日本は3位に落ち、ドイツが初めて2位に浮上。中所得経済体の同指標の順位は安定し、中国、インド、ロシアがトップ3を占めた。中国の世界ランキングは15位で、3つの指標で高所得グループに並ぶ唯一の中所得経済体となった。大学の質を見ると、中国の順位は昨年の5位から今年の3位に浮上。
WIPOは、今年のGIIの主な情報は、経済成長減速という大きな流れのなか世界の革新が続いているが、その妨げとなる新たなリスクが生じていると判断した。具体的に見ると、世界の経済成長は動力を失いつつあるように見える。その一方で、経済体の発展水準に関わらず、世界の革新に対する投資が年々増加している。知的財産権の利用は2017年と2018年に過去最高を記録した。また今年のGIIを見ると、公共の研究開発費の成長が減速、もしくは完全に止まっている。技術の前進の役目を担う高所得経済体が特にそうで、懸念されている。
フランシス・ガリWIPO事務局長は「今年のGIIは、国家政策で革新を優先的に考慮している国の順位が大幅に上がっていることを示した。中国やインドなどの経済大国の順位上昇が革新構造を変え、政策に基づく行動で革新を促進しようとしていることを示した」と述べた。
｢中国網日本語版(チャイナネット)｣ 2019年7月25日
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