中国は世界一人口が多い国である。『2018年国民経済と社会発展統計公報』によると、2018年末時点の中国大陸部の総人口は13億9538万人で、前年末より530万人増加した。
約14億人の人口がいる国は巨大な市場規模と消費潜在力、供給の質と体系の持続的グレードアップの強大な原動力、中国経済の強靱性と潜在力を有し、どの経済圏もかなわない優位性を備えている。
国務院発展研究センターマクロ経済研究部の馮俏彬副部長は、マズローの欲求段階説に照らし合わせると、約14億人の人口は複雑で様々な消費ニーズを有し、そのものが巨大な市場だと分析する。この巨大な市場ニーズを満たすには巨大な供給体系の支えが必要で、サプライサイドにおける投資を絶えず拡大することが重要だという。
馮俏彬氏は、「人々の消費ニーズは必ず変化する。消費ニーズは動態的な規模拡張と品質向上の過程の中にあり、約14億人の人口の市場ニーズの最大の魅力」だと述べた。
北京師範大学統計学院の李昕教授は、改革開放40年らいの急成長を経て、中国は特大規模の消費市場だけでなく、革新と変化を追求し、新しい商品と体験を好む消費文化も形成したと話す。特大規模の市場は絶えることのない消費潜在力を放出し、中国経済の質の高い発展を支える。