米国の対中タカ派集団の関係者が連名で文書を発表し、悪意をもって中米対立を煽っている。彼らの心は焦燥感に満ちており、中米関係の前向きな発展にプラスになるものは全て、彼らを針のむしろに座っているような思いにさせる。彼らは中米両国の人々の共通の利益を顧みることなく、天下が乱れることばかり望んでいる。彼らの中米関係を悪化させる言動に、世間の人は警戒する必要がある。
中米対立を煽る行為は、中米関係の発展を目指す方針とかけ離れたものだ。中米関係は世界で最も重要な2国間関係の1つだ。中米の国交樹立から40年の歩みは、中米両国が和すれば則ち共に栄え、争えば共に傷つくことを教えてくれる。協力は摩擦に勝り、対話は対立に勝るのだ。
米国の対中タカ派集団が何を企んでも、最終的に目的を達成することはできない。彼らは不満から必死にもがいているが、それは歪んだ下手なパフォーマンスに過ぎない。あのような荒唐無稽な共同文書は、作者達の頭の中がゼロサム理論でいっぱいになり、考え方が極端に陳腐化していることを世界に発表したことに他ならない。これらの基本的な事実にさえ目を向けようとしない人間がどうやって「戦略的思考」など打ち出せるのか?現実主義的主張を持つ米国の戦略的理論家ブレジンスキー氏も、「米中は協力の軌道から離れてはならない」とし、双方が共通の問題で協力すれば、「中国は将来米国の脅威となる」事態を回避できるとの見方を示した。