米国のビジネス界、農場主、国際社会の懸念と反対の声が数カ月に渡り上がっているが、これは「貿易戦争に勝者はない」という理を何度も証明している。このほど米国の債券市場に逆イールドの異常が生じ、米国経済の衰退リスクが拡大するという赤信号を灯した。海外メディアは、米国が一部の中国製品に対する関税導入を先送りにすると発表したが、これは追加関税が米国の消費者に損失をもたらしていることを間接的に認めたと判断した。
米国側からの極度の圧力に対して、中国側は理性的で自制的な態度を維持し、自国の利益を断固として守り、重大な原則的問題で決して譲歩していない。6月1日より一部の米国製品の関税を引き上げ、「信頼できないエンティティー・リスト」を発表し、米国留学・旅行の注意を喚起している。最近は中国企業が米国産農産物の購入を一時停止している。中国側の一連の対策は実際の行動により、自国の権益を守る中国の強い決意を証明している。
貿易戦争は問題を解消しない。貿易戦争について、中国は戦いを望まないが、戦いを恐れず、必要であればやむなく戦う。経済貿易問題を本当に解消したければ、米国側は両国首脳の共通認識を実行し、貿易の契約の精神と国際ルールを尊重し、相互尊重と平等・互恵の精神にのっとり問題解消の正しい軌道に戻るしかない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月16日