「国産品は自彊息まず」多くの国産ブランド商品が生活に浸透している。「国産ブーム」は消費者の「国産品」に対する支持と信頼を反映し、その背後には近年のサプライサイド構造性改革が絶えず放つ活力、および企業の実業と革新の努力が垣間見える。
サプライサイドの持続的合理化は「中国製」の質の向上を促進
「インターネット+工場」という形式を通して、国内で真っ先に発展したDTC(消費者向け)方式ECブランドの「網易厳選」は製造業の中から高品質で低価格の商品を選び、2万種以上の商品が消費者から人気を集めている。
「網易厳選」の責任者によると、生産サイドにおいて、数万件のコメントを分析し、言葉を数値化して工場に伝え、ある部分の問題に反応した消費者の比率をもとに、商品のデザインと生産を合理化する。
近年、多くの国産消費財ブランドが身近に溢れている。伝統的な衣食住・交通、目新しい電子デジタルに関わらず、各分野において「中国製」の烙印は商品からブランドへと拡張している。
「以前は長期にわたり、国産ブランド商品は国外ブランドと比べて物足りなさがあった」と、浙江省工業・情報化研究院の蘭建平院長は話す。蘭建平氏は、国産品の台頭は近年のサプライサイド構造性改革の推進による成果によるもので、多くのニッチ分野において、国産ブランドの商品は品質も付加価値も大幅に向上したとの見解を示す。
「堅持」と「革新」は国産品台頭のカギ
「スマート便座」は1980年代には中国に入り始めたが、2015年前後にようやく一般の視野に入った。商品の市場開拓に、浙江省のある企業は16年待った。
浙江星星便潔宝の管敏宏会長は、「1998年の会社設立以来、関連商品の研究開発・生産とブランド構築に取り組んだが、市場環境に制限されて赤字が続き、グループは利益を計上しているその他の主要事業で補填するしかなかった。しかし、この産業に着目し続け、市場開拓は時間の問題だと考え、先ずは落ち着いてできることをした」と述べた。
現在、便潔宝は業界内で率先して気泡シールド、超光シールド、スムースシールドなどの商品を研究開発し、2018年初めに発売した新商品は人の心拍数や体脂肪率などを測定でき、スマート便座を家庭の健康管理システムにし、自主ブランドの市場シェアを拡大し続けている。
浙江西奥エレベーター有限公司の周俊良総裁は、企業が数十年さらには100年以上の歴史を持つ海外ブランドおよび国内の同業者といかに競争し、業界トップに上り詰めるかについて考えてきた。