「以前は1カ月に7~8組のツアーがあったが、最近はなくなった」
香港から帰ったばかりの周さんは記者に対し、香港で友人と会う予定だったが、情勢が不安定なため「また今度」という考えで一致したと話した。香港のいくつかの大型デパートも来店客がかなり減っている。
中青旅の内部関係者は記者に対し、香港を訪れる観光客が減少したと明かした。また、香港のあるガイドも、「以前は1カ月に7~8組のツアーの仕事を受けていたが、最近はなくなり、収入に大きく影響する」と述べた。
香港観光業協会の統計によると、8月13日、100組のツアー、2100人超が香港出発および香港に戻る計画をキャンセルまたは延期し、うち56組のツアー、1260人超がほかの地域から予定通り香港に戻っていない。8月14日晩、香港機関事務管理局の林天福行政総裁は記者会見で、8月9日から13日までに香港空港の979便が欠航、13日には421便が欠航となり、同日の便数の30%以上を占め、旅客取扱量はさらに40%低下したと明かした。
香港空港管理局は8月15日、香港国際空港の発着便は正常に回復し、閉鎖していた1号と4号駐車場も開放したと発表したが、一部の観光客は不安を抱いている。その前日、香港観光業協会は声明を発表し、観光業協会と各大手観光業商会は、デモ参加者が香港国際空港の正常な運営を連日にわたり妨害し、大量のフライトとツアーをキャンセルさせ、香港および観光業の名誉に重大な損害を与えた行為を極めて遺憾に感じていると示した。