「スマート新生態 新時代の開放」をテーマとした2019世界ロボット大会が20日に北京で開幕し、工業情報化部の苗圩部長が、「2018年の中国産業用ロボットの生産量が14万8千台に上り、世界の生産量全体に占める割合は38%を上回った」と述べた。
今年のロボット大会にはロボット分野の有名企業180社以上が参加。中国電子学会が発表した「中国ロボット産業発展報告(2019)」によると、2019年の世界のロボット市場規模は294億1千万米ドルに上り、2014-2019年の平均成長率は約12.3%となる見通し。うち、産業用ロボットは159億2千万米ドル、サービス用ロボットは94億6千万米ドル、特殊ロボットは40億3千万米ドル。今年の中国のロボット市場規模は86億8千万米ドルに上り、2014-2019年の平均成長率は約20.9%となる見通し。うち、産業用ロボットは57億3千万米ドル、サービス用ロボットは22億米ドル、特殊ロボットは7億5千万米ドルの見通しだ。
工業情報化部の苗圩部長は、「中国のロボット産業は発展途上で多くの問題や試練に直面しており、中核技術も一層のレベルアップが必要で、応用シーンや分野の拡大も求められている。しかし全体的に見ると、ロボットは依然として新旧原動力の切換えを推し進めるもので、経済の質の高い発展を推進する重要な原動力だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月22日