中華全国工商業連合会は22日、「2019年中国民間企業トップ500」ランキングを発表した。初の入選企業は85社。20社が世界トップ500に入り、前年比で3社増となった。
同ランキングは、中国民間企業トップ500の実像を浮かび上がらせた。
中華全国工商業連合会の黄栄副主席は報告の中で、今年のトップ500の新しい傾向を次のようにまとめた。入選ハードルが引き続き上昇。超大型企業が成長を維持。利益水準がやや向上。社会の寄与が引き続き拡大。産業構造が引き続き改善。海外進出が加速、輸出額が急増。
売上の入選ハードル
185億9600万元に上昇
ランキングによると、首位は華為(ファーウェイ)投資控股有限公司で、売上が7000億元を突破し7121億200万元に達した。ファーウェイは4年連続で首位。2016年に初めて首位になった当時の売上から倍増し、高い成長率を示している。
今年の入選ハードルが185億8600万元に再び上昇したことに注意が必要だ。前年比では29億200万元増となった。
ランキングによると、超大型企業が成長を維持した。昨年は売上が3000億元を上回った企業が前年比3社増の12社にのぼった。
またランキングによると、民間企業がより「リッチ」になっている。昨年の資産総額が1000億元以上の企業は、前年比15社増の76社にのぼった。うち恒大集団有限公司が1兆8800億元の規模で首位になった。
地域別に見ると、入選企業が最も多いのは浙江省で92社。これに江蘇省(83社)、山東省(61社)、広東省(60社)が続いた。