中国商務部の高峰報道官は29日、商務部が開いた定例記者会見にて、「中国側には十分に対策があるが、現在の情勢下、米国が5500億ドル分の中国製品へのさらなる追加関税の導入を取り消し、貿易戦争のエスカレートを防止することについて議論するべきだ」と述べた。高氏の発言内容は下記の通り。
中国側は貿易戦争のエスカレートに断固反対する。中米両国および全世界の大局を立脚点とし、冷静な態度により協議と協力を通じ問題を解消することを願う。
中国側は、貿易戦争のエスカレートは中国にとっても米国にとっても全世界の人々の利益にとっても不利であり、さらには世界に危険な結果をもたらしうると再三強調してきた。
中国側は先週金曜日、一部の米国製品を再び追加関税導入の対象としたが、これはやむなき必要な対策だ。米国側が新たな追加関税導入を取り消し、貿易戦争のエスカレートを回避することを願う。
中米双方の経済貿易チームは効果的な意思疎通を維持している。双方は9月に米国で協議する問題について検討中だ。現在最も重要なのは、双方が協議を継続するため必要な条件を整えることだ。中国側が協議のため米国を訪問するならば、双方が共に努力し条件を整え、協議の進展を目指すべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月30日