経済 > 国有資産の社会保障基金への繰入、今後加速へ
国有資産の社会保障基金への繰入、今後加速へ。
タグ：国有資産
国有企業、特に中央企業の利益が1−7月に好転を続け、国有資産の社会保障基金への繰入に向け有利な条件を整えた。情報によると、国有資産の社会保障基金への繰入を全面的に実施する操作性文書が間もなく発表される。専門家は、第4四半期に国有資産の社会保障基金への繰入が加速され、条件を満たす中央企業及び国有企業40数社が繰入の実施を加速すると判断した。現在の国有資産の総量によると、繰入規模は10兆元弱にのぼる見通しだ。専門家は国有株式配当率をさらに引き上げ、国有資本が各種方法により社会保障基金を充実化させる中長期計画を早期制定・実施するよう提案した。
中泰証券の李迅雷チーフエコノミストは、国有資産の社会保障基金への繰入は一石三鳥だと判断した。まず、社会保障の資金の圧力を弱めることができる。2017年の国有資産の規模に基づくと、10％すべてを繰り入れれば、社会保障基金の補充規模が8兆7000億元にのぼる。これは2018年財政補助の5倍以上の規模であり、今後の社会保障改革に向け十分に時間を稼ぐことができる。次に国有企業にとって、繰入・放出は国有企業改革を促し、国有企業の効率を高めることができる。それから民間企業から見ると、国有資本が競争分野から徐々に撤退することで、民間経済にとってより公平なビジネス環境が構築される。
李克強総理は28日に国務院常務会議を主宰し、「放管結合」（監督管理能力の強化と権限委譲との両立）の掘り下げによる途中・事後の監督管理を強化し、公平な競争により市場の効率向上を促進する手配をした。一連の工業製品生産許可証を取り消し、市場主体の革新・創造の活力をさらに引き出すことを決定した。運動・フィットネス及びスポーツ消費をさらに促進する措置を確定し、オンライン教育の健全な発展による教育公平化の促進を手配した。
｢中国網日本語版(チャイナネット)｣ 2019年8月31日
 |
|
 |
一覧同コラムの最新記事
