税関総署の報道官で統計分析司司長の李魁文氏は以下の見解を示す。中国市場は規模が大きく、人的資源が豊富で、産業配分が整い、潜在力と回転余地が大きい。近年、中国は簡政放権(行政手続きの簡素化と権限委譲)、減税、貿易・外資安定などの一連の政策を次々と実施し、特に2018年下半期に「6安定」措置を打ち出し、今年に入って大規模な減税措置を実行し、市場と企業の予測と自信を大幅に高めた。今後、中国の対外貿易は引き続き安定して発展し、質の高い発展において新たな進展が得られることが予想される。
輸出は確かに重要だが、輸入も軽視してはいけない。商務部国際貿易経済研究院国際市場研究所の白明副所長は、「一部の人は輸出は稼げる売買で、輸入はお金を使う売買だと考え、輸入を輸出ほど重視していない。輸入貿易の発展への重視は資源の合理的配分の範囲拡大につながる。弱点を補うには国内資源の統合が確かに必要だが、世界範囲で資源の合理的配分の範囲を拡大する必要がある」と話した。
全体的に見て、「大から強へ」は順を追って進めなければいけない。良好な環境を構築し、資本、産業、技術、人材などの多方面のコア要素を集め、バランスよく発展させ、輸出と輸入の同時発展を重視し、技術を強みとし、特徴的な商品を開発する必要がある。
流れに逆らわず、はじめて川や海になる。中国はより開放化し、「友達の輪」を広げ、貿易の深度と範囲、技術価値を徐々に拡大している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月4日