「極限の圧力」強まる 貿易上の棍棒が痛めつけるのは米国自身

「極限の圧力」強まる 貿易上の棍棒が痛めつけるのは米国自身。

タグ:中米貿易摩擦

発信時間:2019-09-04 14:56:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米国の農家も心を痛めている。米ニューヨークタイムズは27日、「世界で最も人口の多い国である中国市場を失うことは、米国農業にとって大きな打撃だ」と報じた。米国農業連合会の統計では、2014年の米国から中国への農産物輸出総額は240億ドルだったが、2018年は91億ドルに減少。今年上半期は13億ドル減少した。米国農業部が8月に発表したリポートによると、米国から中国への小麦の輸出が大幅に減少したという。


 米国食肉輸出連合会の統計では、米国の豚肉生産量の25%以上は輸出向けだ。貿易摩擦が始まる前、中国は米国産豚肉の主な輸入国の1つだった。米国関連部門の統計では、中国との貿易をめぐる緊張により、米国の養豚農家の損失は年間10億ドルに上る見通しだ。


 損害は他にも広がっている。米フォーチュン誌は、「貿易摩擦はすでに米国ホテル業界と同業界を支える多くの企業を巻き添えにしている」と指摘。米国商務部国際貿易管理局の統計では、昨年の中国人観光客の米国のホテル業への総支出は約350億ドルに達した。客数の上では訪米観光客全体で5番目だが、中国人観光客の支出額はどの国よりも多い。しかし2018年、中国人観光客の米国での消費額はここ10年で初めて減少した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月4日




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