中国は6年前の秋、「一帯一路」の共同建設を提案し、経済グローバル化の主旋律を奏でた。一帯一路の参加者は6年間で増加を続け、友人の輪が広がり続けている。貿易・投資交流が密になり、鉄道、港湾、パイプラインの建設が加速されている。現地の人々に実益をもたらし、所在国の社会・経済の発展を促し、世界経済成長の積極的な動力になっている。
効率的でスムーズな大市場を構築
カザフスタンは、一帯一路が初めて提唱された場所だ。カザフスタンには港がないが、一帯一路の掘り下げに伴い、今や鉄道6本と道路11本がカザフスタンの国境を通過している。中国・カザフスタン連雲港物流協力基地は、カザフスタンが太平洋に進出するための港になっている。初代大統領のナザルバエフ氏は、一帯一路共同建設の先行きは明るいと称賛した。
このような物語は6年に渡り、多くの国で生まれている。現在まで136カ国及び30の国際機関が中国と195件の政府間協力協定に署名している。国連、G20、APEC、その他の地域組織が一帯一路の共同建設及びその中心的な理念を成果文書に記入している。一帯一路は世界で広く歓迎される公共財になった。
中国ラオス鉄道、中国タイ鉄道、ジャカルタ・バンドン高速鉄道、ハンガリー・セルビア鉄道、グワダル港、ハンバントタ港、ピレウス港、ハリファ港――6年間で「6つの回廊・6つの道路・多国・多港」という相互接続枠組みがほぼ形成された。6大国際経済協力回廊の建設が掘り下げられ、一連の実務的な協力プロジェクトが現地に根ざしている。
国家発展改革委員会地域開放司の肖渭明司長は「これらの協力プロジェクトの着実な推進により、アジア経済圏と欧州経済圏のつながりがより緊密になっている。各国の相互接続パートナーシップを構築・強化し、効率的でスムーズなユーラシア大市場を形成するため重要な力を発揮している」と指摘した。
インフラ協力は即効性が高く、目に見える成果があり、沿線諸国に確かな満足感をもたらす。中国化学工程股份有限公司の武憲功副総経理は多くの一帯一路海外プロジェクトに参加したことがある。「世界経済の発展に伴い、発展を支援するインフラが徐々に老朽化しており、世界経済の持続可能な成長に対する制約が徐々に顕在化している。一帯一路は適切な時期に打ち出された。沿線諸国のインフラ建設はこれにより、さらに多くの確かなソリューションプランを手にした」