経済成長の新たな空間を育む
中国産の「巨菌草」が多くの一帯一路諸国で根を下ろしている。この植物はキノコを育てる材料になり、牧畜用の飼料や燃料にもなる。現地の多くの農民が食用キノコの栽培や関連産業に従事することで、生活状況を大幅に改善した。
一帯一路の共同建設において、多くの類似する協力が国民生活と経済の改善で重要な力を発揮している。世界銀行が6月に発表した「一帯一路エコノミクス:交通回廊発展のチャンスとリスク」報告書によると、一帯一路の全面的な実施により、3200万人が中度貧困から脱却する。世界の貿易額が6.2%増、一帯一路経済体が9.7%増となり、世界の所得が2.9%増加する。沿線の低所得国への海外直接投資は7.6%増となる。
国連のグテーレス事務総長は「一帯一路は経済協力によって世界経済の発展モデルを改善し、経済グローバル化をより健全にする」と称賛した。
国家発展改革委員会地域開放司の趙新勇副司長は「中国は世界2位の経済体だ。中国経済は高成長から高品質発展に転じており、革新駆動の推進が加速されている。産業技術の進歩が続き、対外開放のペースが上がっている。我々は終始『三共』『五通』の原則及び国際的な慣例を堅持し、企業主体及び政府指導の力を発揮し、一帯一路の高品質共同建設を促進している。我々はプロジェクト建設、市場開拓、金融サポート、教育・科学技術・文化交流の促進、域外安全保障及びリスク対応能力の強化などに取り組む。一帯一路を掘り下げ、実務的にし、長期的・安定的に運行させる。中国は各国及び関連企業が一帯一路の共同建設を重要な契機とし、中国の高品質発展と開放拡大がもたらす幅広いチャンスを手にし、共に開放型世界経済を守ることを歓迎する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月13日