かつてない投資チャンスを生み出す
第1陣となる40箱(計200キロ)のケニア産冷凍アボカドが先ほど、上海浦東国際空港に届けられた。これは今年4月の一帯一路国際協力サミットフォーラムの直接的な成果だ。ケニアはチリ、メキシコ、ペルー、NZなどの国に続き、アフリカで初めて中国にアボカドを輸出する国になった。中国人消費者が利用できる一帯一路野菜リストも再び更新された。
一国主義、保護貿易主義、脱グローバル化に新たな動きがあるが、一帯一路は貿易成長の新星になった。中国と沿線諸国の貨物貿易輸出入額はこの6年間で6兆ドル以上にのぼり、年平均成長率は同期の中国の対外貿易成長率を上回った。中国の貨物貿易総額に占める割合は27.4%に達した。
国際定期貨物列車「中欧班列」は、貿易円滑化の縮図だ。中央班列の運行本数は今年7月末まで1万7000本以上に達し、域外16カ国・53都市とつながっている。運行品質も大幅に改善され、往復する貨物の量の均等化をほぼ実現している。
経済貿易・投資協力も拡大中だ。中国の2013−18年の一帯一路沿線諸国への直接投資額は900億ドル弱にのぼり、沿線諸国で80以上の協力エリアを建設した。中国・ベラルーシ工業パーク、中国・UAE生産能力協力パーク、中国・エジプト・スエズ経済貿易協力区などは、建設と発展の流れが良好だ。現地で30万人分以上の雇用機会を創出した。
セルビア・ベオグラード大学アジア極東研究センター長は「一帯一路はかつてない投資のチャンスを生み出し、眠っていた市場の目を覚ました。一帯一路の建設がもたらした相互接続は、世界経済の成長を促し、参加国に公平な発展チャンスを与える」と指摘した。